海外旅行に行くと、日本では味わえないものすごく美味しい料理にも出会うこともある一方、全く喉を通らない料理に出会うことがあります。
美味しくない料理に出会ったとき、日本人であれば、多くの人が小さい頃から食べ物は残しちゃダメと言われて育っているので、「頑張ってなんとか全部食べなきゃ」と思いがちである。
しかし、ぶっちゃけ、海外では口に合わないものは無理をして食べないほうが良いでしょう。
今回は、その理由について、ぼく自身の失敗談を交えて述べていきます。
口に合わない食べ物は体にも合わない可能性大
味覚は体に入れるものに対しての最初のセンサーです。
腐っているものや衛生的にダメなものを判別する他、体が受け付けないものを見分ける役目を果たしています。
つまり「不味い・口に合わない」というのは体が受け付けないというサインということになります。
なので、海外に行って慣れないものを食べる際は「不味い」というシグナルには敏感になっておいたほうが良いです。
僕自身も旅行先で「まずい」・「美味しくない」と感じたら、それ以上その料理・食品は食べないようにしています。
外国の料理には当然、日本では口にしないような食材や調味料がよくある。現地の人が普通に食べている料理であり、たとえ、火も通っていて衛生的にも心配ない場合でも、僕たちの体に合わないと言うことがよくあります。
そのような慣れない食材が体内に入れ続けると、うまく消化できずに、後々下痢や嘔吐に苦しむことになるでしょう。
そもそも、旅行では普段と異なった環境に対して、知らずしらずのうちに体が疲れていて、消化機能がいつもより弱っていることが多いです。普段以上に食べ物には注意を払う必要があるので、「まずい」という体のサインには素直に従いましょう。
失敗談
ぼく自身、韓国で食べものが合わなくて、体調を崩した経験があります。
生の毛ガニを醤油につけた韓国料理、カンジャンケジャンを食べたあとに体調を崩して3日間、嘔吐と下痢に苦しめられました。
カンジャンケジャンを二口食べたぐらいで、「あれ、喉を通らない」と思ったのですが、残すのも勿体ないと思ったので無理して食べ続けました。食べた後、観光を続けていたのですが、段々と気分が悪くなって、ホテル帰ったあとに嘔吐して、3日間寝込むはめに。
2口目で違和感に気づいたときに食べるのをやめていれば、3日間も寝込むことにならなかったでしょう。
逆に外国人が日本の食事で体調を崩すことがあるのか?
逆に海外から日本にやってきた人でが日本の食事で体調を崩すことはあるのか気に気になりませんか?
実際、外国の方が日本の食事で体調を崩すケースがあるようです。
以前、大学の海外研修プログラムに参加してモンゴルに行った際、モンゴル人学生に「日本に来たときに合わなかったものある?」って聞いたら、魚で体調を崩したと言っていました。
モンゴルは内陸国なので魚を食べる機会はほぼ皆無です。そんな彼らが、魚で体調を崩すのは、考えてみたら当然のことかもしれないが、我々が日常的に口にしているもので体調が悪くなる人がいるって不思議な感じしないですか?
なので、外国から来た方が日本でご飯を残しても、あまり責めちゃいけませんね。
文化的にも問題ない場合が多い
海外の多くの国では、ご飯を残すことに対して、日本ほどはうるさく言わない傾向があります。というより、ぼくが訪れたことがあるどの国よりも日本が一番ご飯を残すことに対して厳しいです。
それは日本特有の、すべてのものに神が宿るという精神と、あと、戦後の貧しい時代を経験したという歴史によるものの影響でしょう。
ぼく自身、日本の食べ物に対する考え方は素敵だと感じます。
一方、海外では、それぞれの国の文化・宗教によって考え方も異なります。
一概には言えないけれども、大抵の場合は外国の旅先で料理を残したとしても、特に相手が不快に思うことは少ないでしょう。
なので、日本でいるときほど、食べ物を残すことに後ろめたさを持つ必要はないです。
まとめ
無理をしてご飯を食べたことによって、体調を悪くしてはせっかくの楽しい旅行も台無しです。
もちろん、ご飯を残すことに心を痛める気持ちは十分わかりますし、作ってくれた相手に申し訳無い気持ちもあります。
そんなときは、相手に笑顔で「お腹いっぱいになったよ。ありがとう。」と伝えましょう。